海外でパスポートを紛失したり盗難にあったり火事で焼けてしまったなどのトラブルに対処する方法をご案内します。
まず第一に決してあわてないことです。
冷静になって対処の手順を思い起こしてください。
パスポートの再発行手順は大きく分けて三つです。
「紛失」「盗難」「消失」です。
原因の違いによって手続きが変わることがあります。
旅行先のお国柄によって届け出の手順が変わって来ます。
できれば旅行前に届け手順を確認しておくことをお勧めします。
戸籍抄本を取得して海外旅行に出かけます
海外旅行先では何が起こっても不思議ではないです。高級ホテルでの盗難事件も多発しています。
金品やパスポートを狙う泥棒も日本語の戸籍抄本がお金になるとは考えないはずです。
事前に取得した戸籍抄本をトランクの片隅かバッグの底あたりに入れておくことをお勧めします。
英語版の本人証明書を作成してくれるツーリスト関連業者さんに代行をお願いすることも可能です。
盗難・紛失時の本人証明書類となります。
大使館での手続が驚くほどスムーズに進みます。
事前の準備で大事な点があります
旅行先の大使館で手続きをすすめるには日本の外務省規格の顔写真が必要となります。
海外では日本のように証明書写真を簡単に撮れる場所は少ないです。
2枚、事前に用意をしておきます。
免許書の写真やパスポートの写真をデジカメで撮っておきます。
USBフラッシュメモリーにコピーしておけば万全です。
紛失や盗難は無いことが一番ですが万が一に備えておけば思わぬトラブルが起きた時でも落ち着いて対応できます。
パスポート番号も忘れずに控えておきましょうね。
海外でパスポートを紛失したら? 知っておくべき対処法
海外旅行や留学など、海外に行く際にはパスポートが必要になります。
パスポートは自分の身分を証明するのに必要な重要書類です。
この書類(パスポート)を紛失してしまった場合は大変です。
自分の身分を証明できないばかりか、日本に帰ることもできなくなってしまいます。
ここでは、前もって知っておくべき、パスポートを紛失した時の対処法をご紹介します。
①警察署へ!
海外でパスポートを紛失してしまった場合はまず最寄りの警察署(交番)に行き、紛失届けを出しましょう。
これは日本で紛失した場合も同様です。
警察署にてパスポートを紛失または盗難された経緯を説明し、盗難・紛失証明書を取得します。
警察署での説明は英語にて行うことが必要となります。
ベトナムの警察は英語が殆ど通じないので、宿泊しているホテルのマネージャーかコンシェルジュに同行をお願いする事をお薦めします!
(御礼は必ずしてあげて下さいね。)
説明することが困難な方は同行者や代理の方、パッケージツアーで渡航した方はツアーコンダクターの方に相談しましょう。
「パスポートを紛失した」
「紛失したのか、それとも盗まれたのか?」
「いつ?」
「どこで?」
「パスポートの再発行に必要な紛失届の証明書を発行して欲しい」
命の次ぎに大事といわれるパスポートを紛失して、多少なりとも動揺していたとしても、気を落ち着かせて、順序立てて説明することが重要です。
国際免許証や留学先での学生証など、英語で発行された証明書をお持ちの方はそれらを提出することにより紛失届けがスムーズになります。
海外にてパスポートは非常に大切な証書となりますので、特に外出先での紛失や盗難に注意し、パスポートとその他の身分証明書を一括管理しないことをお勧めします。
②日本大使館へ!
最寄りの警察署にて盗難・紛失届けを出した後は、現地の日本大使館へ連絡しましょう。
日本大使館で「紛失一般旅券等届出書」を作成、申請しましょう。
この手続きは、パスポートを紛失した本人が窓口に行かなくてはいけません。
日本大使館では次の書類が必要です。
・ポリスレポート
・写真(縦45mm×横35mm)1枚
・参考となる書類(免許証や保険証など)1枚
事前にパスポートをコピー、番号をメモしておけば手続きがスムーズになりますよ。
日本大使館は開館時間が限られていますが、緊急の電話連絡は年中無休24時間体制で受け付けております。
渡航される前に念のため、日本大使館の所在地や電話番号を控えておくことをお勧めします。
開館時間外の電話連絡をした際は、パスポート再発行のための必要書類や出国手続きについての指示や説明を受けることができます。
多くの日本大使館では日本語に対応をしておりますが、紛失の経緯によっては英語での説明が必要となる場合もあり、大使館の開館時間にあらためて説明を行う必要がありますので、落ち着いて状況を説明することを心がけてくださいね!
パスポートを紛失した時の選択肢は2つ
スポートを紛失した場合、対処方法は次のうちどちらかを選ぶことができます。
・パスポートの再発行をせず、渡航書を申請して日本へ帰国する。
・パスポートの再発行をする
パスポートの再発行は戸籍謄本か戸籍抄本が必要になるため、日本にいる家族・友人から役所で用意してもらいFAXか郵送してもらう必要があります。
これは時間も手間も、また迷惑もかけてしまうため、短期の旅行であった場合は渡航書を申請するのが一般的です。
帰国のための一時渡航書を取得!
海外渡航先でパスポートを盗難・紛失してしまった際は、日本大使館の領事部にて手続きを行う必要があります。
速やかに帰国しなければならない事情があり、新たなパスポートの発行時まで現地に滞在することが困難な方については、大使館の窓口にて「渡航書発給申請書」を記入し申請することで、帰国のための一時渡航書が発行されます。
帰国のための一時渡航書発行のために必要な書類は下記の通りです。
また、一時渡航書発行の際は1~3日程度の日数を要し、日本円で約2,500円の費用がかかります。
詳しくは日本大使館の窓口へお問い合わせください。
現地警察署にて発行された盗難・紛失証明書 | 1通 |
盗難・紛失届け | 1通(大使館領事部の窓口に用意しています) |
戸籍謄本か本籍地が記載された住民票 | 1通(または運転免許証・保険証など国籍および本人確認ができるもの) |
航空券または搭乗予約確認書 | 1通 |
証明写真(縦4.5cm X 横3.5cmで パスポートの貼付規格に当てはまるもの) | 2枚 |
新たなパスポートを申請!
下記の書類を用意することが可能であり、新たなパスポートを希望される方はパスポートの新規申請を行うことが可能です。
新たなパスポートは更新されたパスポートではなく、新たな番号にて発行されますのでご注意ください。
必要な書類は下記の通りです。
現地警察署にて発行された盗難・紛失証明書 | 1通 |
盗難・紛失届け | 1通(大使館領事部の窓口に用意しています) |
一般旅券(パスポート)発給申請書 | 1通(大使館領事部の窓口に用意しています) |
戸籍謄本または本籍地が記載されている住民票(発行日から6ヶ月以内のもの) | 1通 |
証明写真(縦4.5cm X 横3.5cmでパスポートの貼付規格に当てはまるもの) | 2枚 |
新たなパスポートの申請には5年用で11,000円、10年用で16,000円、12才以下の方は6,000円(5年用のみ)を現地通貨で支払う必要があります。
新たなパスポートの申請から受領まで、3週間ほどかかることが予想されます。
なお、帰国のための一時渡航書と新たなパスポート発行、どちらの場合であっても申請から受領まで本人が行う必要がありますので、不安のある方は同行者やご家族のサポートを仰ぐようにしましょう。
紛失しないよう事前対策も大切
何よりも大事なのはパスポートを紛失しないように工夫することです。
「パスポートを取り出しやすい場所にしまわない」「ホテルのセーフティボックスにしまい、コピーを持ち歩く」などの対策を取っておくと安心です。
また、外から見て貴重品が入っていると分かるような厳重な鞄なども不自然なので注意しましょう。
海外旅行を安心して終えるためにも、必ず盗難・紛失対策はとっておきましょう。
渡航書発行もパスポートの再発行も、手続きが完了するまでに写真が2枚必要になるので注意してくださいね。
海外旅行の際は、もしパスポートを紛失しても速やかに対応できるよう、現地の警察署や日本大使館の場所を調べておくことが大切ですよ!
海外旅行便利グッズ
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まとめ
パスポートは身分証明書の一種類です。
たとえ、紛失や盗難にあっても決して慌てずに正しい順序で再発行、帰国のための渡航書を入手します。
二度足を踏まないようにまず
①現地の警察に紛失(盗難)を届けます。
②日本大使館で「紛失一般旅券等届出書」を作成、申請。
海外の日本大使館は原則として土日と祭日(日本のカレンダー)が休日となっています。
パスポートの紛失などの手続きは休日でも夜間でも非常時と見なして対応してくれます。
大事な点は海外で自分を証明できる書類を所持していることです。
とこぞうでした。
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