④東南アジア旅行編
「アンコールワット」で知られるカンボジアの「シェムリアップ」を訪れました。
遺跡巡りよりもビーチやリゾート地でゆったり過ごすことに憧れていた僕は、まさか自分がカンボジアを訪れることになるとは思ってもいませんでした。
カンボジアというと貧困や地雷といった負のイメージが強く、安全面や衛生面で問題はないのかと気にかかっていたからです。
実際、現地の空港に到着してからしばらくは周りをしきりに警戒し、現地の足である「トゥクトゥク」でホテルに向かう間も、街に怪しい動きをしている人物はいないかと
注意深く観察していたほどでした。
異国の地で警戒するに超したことはないのでしょうが……。
しかし幸運なことに、その日の夕方には自分が二つの勘違いをしていたことに気づいきました。
一つは、自分には遺跡観光もわりと向いていたということ、もう一つは、僕たちが訪れたカンボジアという国は、旅人のための「パラダイス」であったということ。
美しい夕日と大自然という絶景を体験させてくれた「プノンバケン遺跡」、そして世界各国の絶品料理とおいしく冷えた地ビールが味わえる「パブストリート」。
たかが数時間でこんなにも自分の中でイメージが変わるということは、驚きをこえて恐ろしいと思った瞬間でした。