バンコク
華やかな大都会の賑わいと、厳かな仏教文化が息づき、古今の歴史と文化が見事に調和した都市、バンコク。
1782年、ラーマ1世によってこの地へ遷都されて以来、タイの政治・経済・教育・文化の中心であり続け、
近年ではさらに「東南アジアのハブ」と称される先進的な国際都市へと成長を遂げました。
しかしバンコクの魅力は、そのようななかにあっても、そこかしこに人々の暮らしの息づかいを感じられるところにあります。
モダンな高層ビル群や巨大なショッピングモールの足元には、屋台での買い物や食事を楽しみ、
道すがらの小さな祠に手を合わせる人々の姿が見られます。
もちろん美しく荘厳な王宮や仏教寺院の数々が密集する旧市街のラッタナコーシン島でも、ひとたび路地へ足を踏み入れれば、
昔ながらの静かで素朴な庶民の生活が広がっています。