宮迫の復帰は？謹慎芸人11人の処分解除が確定、今後の活動内容は？

謹慎芸人11人の処分解除

吉本興業はホームページで

「弊社所属のレイザーラモン・HG、ガリットチュウ・福島善成、くまだまさし、ザ・パンチ・パンチ浜崎、天津・木村卓寛、ムーディ勝山、スリムクラブ、ストロベビー・ディエゴ、2700の11名は6月24日(月)付で謹慎処分としておりましたが、8月19日(月)を以て謹慎処分を解き、順次、弊社運営の劇場にて仕事へ復帰することと致しましたので、報告させて頂きます。
11名は謹慎処分以降、それぞれが今回の件を重大な問題として捉え猛省し、7月末からは、自らの意思により社会貢献活動を行ってまいりました。11名は活動再開後も被害防止の為の啓蒙活動等の社会貢献活動を行っていく所存です。
弊社としましては、こうした状況を勘案し、活動再開時期に関して関係各所と相談の上で上記判断を致しました。関係各位、ファンのみなさまには多大なるご迷惑をおかけしましたことを改めてお詫びすると共に、二度とこのような事態が起こらないよう全社一丸となってコンプライアンス遵守の一層の強化、徹底を図ってまいります。」

とコメントした。

吉本はきのう8日、一連の騒動を受けて設置した『経営アドバイザリー委員会』の第1回会合を行い、マネジメントやスケジュール管理、ギャラ交渉などをタレントが自ら行う「専属エージェント契約」を導入することを発表した。

宮迫博之の吉本興業とＴＶ復帰は？

振り込め詐欺グループのパーティに参加したことで、吉本興業から契約解消処分を受けた雨上がり決死隊の宮迫博之（49）が、150分におよぶ「週刊文春」の取材に応じた。

　宮迫は自身が司会をつとめていた「アメトーーク！」（テレビ朝日系木曜22時20分～）について、こう心境を吐露した。

「スポンサーさんやスタッフ、共演者の方々には迷惑をかけて、本当に申し訳ないと思っています」

番組自体は改編を迎える10月以降の存続が決定している。

「僕にとっても思い入れの強い大切な番組ですが、今後のことは何も話せていません。

プロデューサーの加地（倫三）さんには電話で『スタッフに謝りたい』と伝えると、『みんな心配しているよ』と言ってくださった。

ただ番組の今後については一切話していません。

僕に、そんな資格はないし、『申し訳ありません』という言葉しかありません」

宮迫博之の吉本興業復帰は？

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七月三十日に宮迫は藤原寛・吉本興業副社長（50）ら幹部社員三名と会談を行った。

「今後の活動や後輩の処遇などについて、お互いの意見を話し合ってきました。藤原は昔、短い間ですが、僕のマネージャーをやってくれた時期もあった。新人の頃から知っている気心の知れた関係です。

この席で僕は、『吉本に戻る気はないし、戻れない』と伝えましたが、結論はまだ出ていません」

宮迫と岡本社長の間には因縁があった。

「岡本社長と僕が腹を割って話せる関係性だったら、こんなことになっていなかったかもしれません。

若い頃、岡本さんとは番組のことでブチ切れたり、何度か衝突したこともありました。『さん』付けで呼ぶようになったのも、ここ数年です。

　会見で僕や亮との関係を『親子』に喩えたことにもムチャクチャ違和感がありましたね。誰が子供やねん！　俺の方が吉本入ったの早いやろと。大﨑（洋会長）さん（66）が言うならまだ分かるけど」

大﨑会長に関しても意外なエピソードを明かす。

「大﨑さんには恩義しかないので、今回巻き込んでしまって心苦しいんです。若手の頃、演出家の野田秀樹さんから舞台のオファーがあり、悩んでいるときに背中を押してくださったのが大﨑さんです。

お断りしようと思っていたら、会社のトイレでばったり会った大﨑さんに『アホか！　天下の野田秀樹が言ってくれてんねん。問答無用で出ろー！』って怒鳴られ、即決しました。大﨑さん本人は覚えていないと思いますが、野田さんの舞台に出たからこそ、その後、映画やドラマの話を頂けるようになった。僕にとっては大きな転機でした」

宮迫博之のＴＶ復帰は？

吉本から契約解消を告げられるなか、宮迫が絶大な信頼を寄せているのが、明石家さんまの存在である。

「さんまさんには昔からかわいがっていただいてるんです。きっかけは『痛快！明石家電視台』に呼んでいただいたこと。二十年くらい前の話です。当時、僕は大阪から東京に進出したばかり。仕事もなく一番苦労していた時に声をかけてくださったのは本当にありがたかった。プロデューサーが起用したと思っていたのですが、『アメトーーク！』のコンビ結成二十周年特番に出て頂き、さんまさんが経緯を教えてくれたんです。実は、さんまさんはテレ朝に十年以上出ていなかった。にもかかわらず、僕らのために出てくれたことに感激して、本番中に泣きそうになりました」

　闇営業問題の発覚直後、すぐにさんまから連絡があったという。

「まだ正式に決まっていませんが、さんまさんの『事務所預かり』にしてくださるという話もいただいたし、ラジオでは『舞台からどうや』と言ってもらいました。その上で、『松本（人志）が動いているなら、そっちに行っていいねんぞ。別に俺に義理立てすることあらへんからな』とおっしゃるんです。さんまさんには本当に感謝してもし切れません」

すでに宮迫は、松本に対しても「さんまさんについていきます」と伝えている。

「松本さんに出会わなかったら、今の僕はありません。仕事はもちろん、プライベートでも本当にかわいがっていただいて、家族ぐるみで旅行に出かけたこともある。電話ではお話しさせていただいてますけど、申し訳なさすぎて今はまだちょっとお会いする勇気はないかな……」

　宮迫の会見に触発されたのか、同年代の極楽とんぼ・加藤浩次（50）は大﨑・岡本体制にNOを突きつけた。

「可愛がっている亮が追い込まれたのを見て、元々不信感を持っていたところに、一気に感情が爆発したんでしょう。『スッキリ』の放送後、申し訳なくなって電話したら、『僕の考えでやったことですから』と言われました。

　若い頃、僕らは天然素材のリーダーで、極楽とんぼは銀座七丁目劇場の中心メンバーでした。一緒に番組を作ったこともあるし、戦友というか、互いに意識し合っていましたね。加藤はめちゃめちゃ熱い男ですが、吉本を辞めて欲しくないです」

「今はボランティア活動や詐欺被害に遭わないための啓蒙活動などに専念しています。さっそくビラ配りや会場の片付けなどをお手伝いさせていただく予定です。パフォーマンスと受け取られても構わない。こういう活動があることを多くの人に知っていただけたら。また料理が得意なので、子ども食堂などに食材を持ちこんで無料で提供したいということも考えています。

　先ほどお話ししたように、とにかく金遣いがひどかったので蓄えはほとんどありません。嫁にも昔から財産を残す気はないよって言ってあります。生命保険の支払いも止めている状態で、正直、焦っています。しばらく、お金になる仕事はできませんが、ボランティアをやらせて頂きながら、自分に何ができるか考えようと思います」

引用元：「週刊文春」2019年8月15日／22日夏の特大号